見た?聞いた?うるう秒

2009年の元旦は「うるう秒」を挿入したため1日が1秒長かった。

「うるう秒」は高精度な原子時計での時刻と地球の自転に基づく時刻とのずれを調整するためのもので、2006年以来3年ぶり、第1回目の調整が行われた1972年以来、通算24回目だったそうだ。

ブロガーたちの間でも、「なんとなくウキウキします」「特別なことがあるとわくわくしちゃいますね」と話題になっていた。

■kizasi.jpで「うるう秒」で検索した結果のグラフ
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【データは2008年1月3日 13:547現在】

1秒増えたのは元日の午前9時の前。なんでこの時間かというと、世界標準時の2008年から2009年に変わる瞬間に、世界で一斉に1秒が挿入されるからだ。

このうるう秒を実際に目で見て実感できたのが、原子時計を使って標準時を発信している情報通信研究機構(NICT)の電光掲示板の時刻表示。午前8時59分59秒の後、「8:59:60」という表示がされたのだ。

この様子はテレビのニュースでも流れたようだが、実際に写真や動画を撮ってブログでリポートしている人もいた。今からでもその様子を見たいという人は、ブログ検索や動画共有サイトで探してみると、簡単に見つかるはずだ。

また、うるう秒を耳で体験できたのがNTTの時報である。加入電話/INSネットの時報サービス「117」と、ひかり電話の時報サービス「117」では、うるう秒によるずれの調整方法が違っていたという。

ひかり電話の時報サービスは、午前9時00分00秒のお知らせ(ポーン音)を2回鳴らすというシンプルな調整方法。うるう秒を耳で体験できる機会ということで電話が殺到したのか、「話し中でつながりませんでした」「なんと話し中でした…」とがっかりした人もいるようだ。
なお、そのときの音声は動画共有サイトにアップされているようで、その動画をブログに貼っている人も多い。

加入電話の時報サービスは、午前8時58分20秒から午前9時00分00秒までの100秒間の秒音を100分の1秒ずつ長くして、合計1秒遅らせることにより調整したそうだ。
これではただ時報を聞いても分からないと思うが、この特殊な100秒間を通常の時報と同時に流すことにより、だんだんズレていく秒音を体験できる動画が動画共有サイトに公開されており人気のようだ。

  • 「うるう秒のNTT時報と瞬間映像。こういうのがパソコンで見れるとは良い時代です。」

というブログでの書き込みに象徴されるように、今回のうるう秒ではその瞬間を体験して一秒の大切さを実感した人よりも、ネットで何でも追体験できることの便利さを実感した人の方が多そうである。

(芦之由)

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