進化を続ける「振り込め詐欺」

警視庁は昨年10月に引き続き、今月2月を振り込み詐欺撲滅月間に指定した。その理由は、被害件数が再び増加傾向を見せているため。撲滅期間終了に伴い、高齢者らに注意を促す金融機関の「声かけ率」が減少。そして「振り込め詐欺」に代わる「手渡し詐欺」が増加してきたという。ここへ来て危機感が再び募ってきたというわけである。

撲滅期間の発動と連動してブロガーの書き込みも活発化していることは、kizasiのリサーチからも見てとれる。

書き込みの中には、

・実際にかかってきたら、やっぱりだまされるのかな。心配
・これだけ情報が伝わってても、いざ、その場になると気が動転するんでしょうね
・だまされるのは基本的に良い人なんだろうなぁ。人の良心につけこむところが
 許せん!

といった、振り込め詐欺への不安や怒りの声が。

・振り込め詐欺にやられました。かなり巧妙なため、わかっていてもなかなか気づけ
 ません

という被害に遭われた方の声も書き込まれていたが、ブログが比較的若い世代のものであり、被害者は高齢者が多いということからも、その数は少なかった。

組織化した犯罪であり、検挙率がなかなか上がらないのも振り込め詐欺の特徴で、

・プリペイド携帯とか、犯罪に使われやすそうなものを減らしたりできないの?
・犯人側と接触する機会は少なからずあるはずなのに、こうも検挙率が低いとは…

と、対策強化に期待する声もちらほら。

2008年度からは、振り込め詐欺に分類される「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺(貸します詐欺)」に「還付金等詐欺(返します詐欺)」も加わり、ますます手口は巧妙化。警視庁が対策を練っても犯人者側がそれを封じ込める策を練り、振り込め詐欺は進化する一方だ。

さらに、社会的な背景を受け、定額給付金に関連する詐欺も発覚。市の職員を名乗ってそれらしく電話がかかってくるというのだからやっかいである。

役所からであれ、親族からであれ、「お金が必要だ」という内容の電話がかかってきたときは要注意。警視庁のホームページによると、「家族間の合い言葉を決めておくとよい」とのことだが、身内の電話に疑いを持たなくてはならない世の中に変えてしまった犯罪者たちの罪は軽くない。

(井上晶夫)

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