村上春樹の大胆受賞演説
作家・村上春樹がイスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」を受賞し、2月15日エルサレム市
で行われた授賞式に出席。その壇上で、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を批判する内容のスピーチを行った。
それについてブロガーたちは
【データは2009年2月20日16時2分現在】
- 感動しました。現地で言うことに意味があったと思います
- テレビではあまり報道されていませんが、翻訳を読んで素晴らしいと感じた
- 勇気をもって正しいことをした村上さんを尊敬します
など、賞賛のコメントを多数アップした。
スピーチは英語によって行われたのだが、その日本語訳を多数のブロガーがアップしており、特に語られているのが「仮に壁が堅く高く、卵が潰れてしまおうとも、たとえどんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていようと、ぼくは卵の側にたちます」という部分。"壁"を政府やシステムに、"卵"を民衆や自由に置き換えたこの言葉に、多くのファンは感銘を受けた様子。
- 僕も完全に卵側にたちます
- 村上さんらしい言葉が素敵。卵っていうのがなんかいいです
しかしそんな中、スピーチ全般に対する批判的なコメントも結構アップされており、
- 春樹ファンには響いたかも知れないが、僕にはピンとことなった
- 村上春樹がいうことで説得力はあったけど、焦点がぼやけてると感じた
などの内容が大半を占めていた。
ちなみに式前「パレスチナの平和を考える会」は受賞とともに授賞式参加へのキャンセルを村上春樹に求めていた。他にも書籍購入に対するボイコットもほのめかしていたのだが、それを無視して演説を行ったことに対してブロガーの反応は……
- 絶対にキャンセルしなくてよかった
- 「パレスチナの平和を考える会」はあの村上さんのメッセージに対して、何かコメントするべきだと思う
というものが目立ち、キャンセルしなかったことへの否定はほとんど見つからなかった。
概ね春樹ファンとアンチ春樹派によってコメントの内容が別れた今回のスピーチ。その内容は当然として、日本語の翻訳が即日でアップされたことや、「春樹風文体に翻訳」など技ありのものも観る事ができ、翻訳を得意とするブロガーたちのスキルの高さも心に残った。
(山葉のぶゆき/effect)
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