3月 4 2009
鳥インフルエンザ、今度はウズラから!
愛知県豊橋市の農場で2月27日、ウズラから鳥インフルエンザが見つかったと発表された。
3月2日には、あらたに3つの農場のウズラから抗体を検出。こちらはウイルス自体は検出されず、ウズラの体内で死滅したと見られる。
【データは2009年3月3日12時34分現在】
発見されたウイルスは、H7N6亜型。弱毒性のウイルス。県により拡大の心配はないと発表されたのだが…
- 「情報がちゃんと伝わっていない気がします。本当に大丈夫なの!?」
- 「拡大してるから他の農家でも発見されたわけでしょうが。ちゃんとやってくれ!」
鳥インフルエンザの恐怖はいまだ未知数。それだけに、敏感に反応してしまう人も少なくないようだ。
農林水産省によると、H7N6亜型が公表されたのは1981年。オーストラリア政府が鶏への感染を発表したのが最初だ。その後、2000年代に入ってから、モンゴルの渡り鳥のカモやスロバキアの水鳥の感染が発表されたが、人間への感染例はない。
それを受けて、
- 「人への感染例はないんでしょ!?念には念を入れて安全面を強化したほうがいいと思うけど、ちょっと騒ぎすぎでは!?」
- 「弱毒性なら鳥と共生しているわけだし、駆除してもきりがないよ」
といった冷静な声も。また、ウイルスの発見により大量のウズラが処分されたことについて、同情的な声も多数見られた。
- 「生きたまま処分されるのかな?なんかかわいそう」
- 「毎回思うが、こういうことがあるたびに焼却処分される鳥たちが気の毒」
- 「仕方ないのかもしれないけど…」
さらに、農家を心配する声もある。
- 「農家は大打撃でしょうね。大丈夫なのかな」
- 「早くちゃんとした結果を出してあげないと、農家がかわいそうだよ!」
いったいどこからウイルスは紛れ込んだのか。そして、感染の拡大状況はどうなっていて、人間が被害を受ける可能性はありうるのか。
このあたりの正確な情報は、まだまだ未知なる部分が残るウイルスだけに発表が難しいのかもしれない。爆発的に感染が拡大して、パンデミックが起きる、なんて悪夢のような事態は勘弁してほしいものだ。
(井上晶夫)
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