無料人気漫画が170万ダウンロード

人気漫画「ラブひな」全14巻がネットで無料公開され、1週間で170万ダウンロードを突破した。
もちろん違法な配信ではない。PDF形式で配布されているので、Windows/Macをはじめ、iPhone/iPadやスマートフォンなど、ほとんどの端末で読める。


著作権保護のための複製の制限などもない。

そんな太っ腹なことを実現したのは、Jコミという漫画ファイル配信サイト。「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などで知られる漫画家・赤松健が中心となって立ち上げたサイトなのだ。作者本人が配布してたってワケね。


【データは2010年12月9日16時29分】

出版社がよく認めたなと思う人もいるかもしれないが、「ラブひな」はすでに絶版となっているため出版社に権利はないらしい。絶版になった漫画に広告を入れて無料配布し、広告料を作者に還元する仕組みの実験として「ラブひな」は配布されたということだ。

読者にも作者にもうれしく、出版社も損はしないというこの仕組みには、ブログでも、

・丁寧に育てればきちんとしたビジネスできますから、がんばって欲しい試みです
・正直、このビジネスは成功して欲しいです。一消費者としての願いです
・是非成功して、わたしの記憶の中だけでモヤモヤしているマンガがみんな読める状態になって欲しい

などといった応援の声が目立つ。

・PDFでの漫画ってこんなに読みやすいのか!!!とカルチャーショック!!
・さすがiPhone4の画素数はすごい。拡大しなくてもほとんどの文字を読むことができる
・iPadで読むなら「i文庫HD」が最強

といった、PDFでの漫画体験についてレポートしている人も多い。
パソコンで読んでいる人がやはり多いが、iPad派の人もかなりいるようだ。iPadでPDFを読むアプリはいろいろあるので、今回の「ラブひな」を読むのにどれがオススメかを調査してブログにまとめている人もいた。

Jコミのキモともいえる、PDFに挟み込まれた広告ページについては、

・広告?これぐらいだったらいいんじゃない
・広告の数がやたら少なくて、本当に大丈夫なの?
・広告収入だけでやっていけるのだろうか・・・と、正直心配

といった反応があった。広告の入れ方はTVアニメを参考にしているそうで、オープニング(表紙)直後、真ん中、エンディング後に入っているとのこと。広告ばかりでうんざりすることはなさそうだが、確かにそれだけの広告で大丈夫なのか心配にもなってくる。

今回の無料ダウンロードをきっかけに、「ラブひな」をはじめて読んだ人、ひさしぶりに読んだ人などがいるわけで、

・先日のJコミPDFダウンロードを契機に、ラブひなを読んでおります
・今「ラブひな」読んでるけど全くと言っていいほど覚えてなくてびびってます
・「くだらね〜」と言いつつ、けっこうおもしろくて、読み続けてしまいそう(^_^;)

などといった声が各所に見られた。絶版漫画に陽の目を当てるといった意味では、すでに大成功のようである。電子書籍元年とも言われた2010年だが、やはり日本の電子書籍は漫画が引っ張っていくのかという意味でも興味深いこの試みに、注目しよう。

(芦之由)


■その話題、ネゴトで話さない?「ネゴトーク」
「ラブひな」について寝言を言ってみる・・・

 

■関連記事
だれが?何を?みんなの電子書籍事情

Post Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>