買えるものは買って、風評被害をふきとばせ

福島第一原発事故の影響で、はかりしれない被害をこうむっている被災地。

福島県産や茨城県産の農作物から規制値を超える放射性物質が見つかったことで、「福島」「茨城」という産地表示があるだけで拒否反応を示されるという風評被害も農家の人々を苦しめている。


【データは2011年4月22日13時40分現在】

東日本大震災発生から1週間後に、茨城県産のホウレンソウや福島県産の牛乳から基準値を超えるヨウ素が検出されたころに始まり、基準値を下回り出荷停止が解除されてからも「風評被害」についてはブログ上でも様々な立場から多く語られている。

・東北産や北関東産以外の野菜を買おうと思ったら、買えるもの何もないんだよ~
・電力だけでなく、首都圏の食べ物も東北が支えてくれてることに、いまさら気づき
 ました

など、首都圏では日々口にしている食品を東北や北関東に依存していることが実感されている様子。
出荷停止が解除され店頭に茨城県産や福島県産のものが並ぶようになってからは

・スーパーで茨城産サニーレタスがたった20円で売ってた。こんなに安くていいの?
・茨城県産の水菜が5束で100円だった…普通だったら1束100円くらいなのに
・福島県産のお米が安く売ってた。安くないと売れないのか、沢山売りたくて安く
 したのか…

と、通常よりかなり安く売られている様子が数多く報告されている。

気になる放射性物質については「健康には直ちに影響ない」という曖昧な表現をされるため

・「直ちに影響はない」って、長年食べると影響あるってこと?素直に受け止められ
 ない…
・基準値以下でも、食べて本当に安全なのだろうか…しっくり納得できないから不安
・日本政府の作った基準値がどうにも信用できない。レベル7を国民に隠してたぐらい
 だから

といった声も見られるものの、目立つのは「被災地を応援するために積極的に買う」というスタンス。

・すごくキレイな水菜が1束20円…私は買ったぞ!食べたぞ!美味かったぞ!
・茨城産のレタス、ブロッコリー、青梗菜購入。量は知れてるけど応援の気持ち
・被災地応援フェアで茨城産チンゲン菜が55円。買ったけど応援になってるかな?

安く売らなくても「被災地の物産を買うことで支援したい」気持ちは消費者に強い模様。

・北関東・東北の食材、売ってくれるならガンガン買います!
・スーパーのチラシに22年度の福島米だから安全って書いてあって、もうなんか
 ガッカリ
・家計に優しいのは嬉しいけど、そんなに安くしなくても買いますよ~茨城産も福島産も

「危険なものは市場に出回らない」という仕組みを冷静に理解している消費者に対して、どちらかというと流通・販売サイドの腰がひけているような印象を受ける。

というわけで“買い占め”のときとは違い、消費者が被災地を支援するスタンスで動き

・我が家はネットで茨城にきゅうり5キロ発注!ピクルスにして、あとは毎日
 スティック!
・ネット販売を大いにすすめるべき!売りたい人から買いたい人に直接届くように
 すればいい

など流通に頼らず、風評被害の影響を受けている農作物をネットで直接買ったり

・福島県産の桃ジュース買ってみた。100%ストレート果汁で自然な桃の味おいしかった
・最近東北の日本酒がおいしくて…これを機にビールから日本酒に切り替えようと画策中

など、買ったことのなかった東北の食を初めて体験するキッカケにもなっている模様。これまでになかった美味との幸せな出会いも生み出しているようだ。

(夏目昌)


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