グルメ全盛の今「バカ舌」の生きる道

近ごろバラエティ番組でよく耳にする「バカ舌」。


美味しいものをたくさん知っているイメージの強い芸能人たちが、高級素材と安い素材を間違えるなど実は「味オンチ」であることが露呈するおかしさがあるのだろう、自信たっぷりのタレントが味覚を試されて「バカ舌」とされる…といった演出が多い。

これまでも見たことのあるような構成を「バカ舌」という自虐的なネーミングを前面に出して焼き直した印象もあるが、ブログ上では以前から幅広く「バカ舌」が語られていて世間には様々な「味オンチ」さんがいる模様。


【データは2012年4月20日19時15分現在】

例えば話題の食べ物を試しても

・ザク豆腐を食べたバカ舌娘が「なんも味しない~」なんでやねん、こんなにはっきり
 枝豆味
・マックの「てりたま」と「さくらてりたま」、バカ舌の私には違いがわからなかった
・カップヌードル天ぷらはスープが「ゆず風味」我がバカ舌には検知できませんでした

など、バカ舌ではせっかくの限定商品もありがた味がうすまっている模様。

このように微妙な味が感じ取れない、堪能できないというバカ舌だけでなく

・私が作ったカルボナーラにお父さんは醤油かけて食べてたよ…やはりバカ舌なんだな
・なんにでもマヨネーズをかけて「うま~」と食べる息子のバカ舌を教育しなきゃ

など偏った味ばかり愛するバカ舌も報告されている。

この場合は、主に料理を作るお母さんが家族のバカ舌にイラッとしている様子も伝わってくるが、ブログ上で目立つのは自らのバカ舌ぶりを公言するコメント。

・スープがピリピリしてたけど、コショウ入り?唐辛子??バカ舌には違いもわかり
 ません
・鍋にあったカレーをビーフシチューと思って食べてました…バカ舌ですみません…

など根源的で驚くべきバカ舌も散見されるものの、

・バカ舌なので、回転寿司でも十分おいしくて楽しめる。安上がり!
・ワインは安くていいんです、バカ舌なんで
・添加物に侵されているバカ舌の親は美味しかったが、3歳の子には「おいちくない」

など「頓着しない」という意味でバカ舌を自称しているブロガーも目立つ。

こうやって簡単に「バカ」などと言われてしまう「舌」ながら

・3種のチーズ入りピザ、ゴルゴンゾーラしかわからなかった…バカ舌ですみません
・豆乳に練乳と蜂蜜をまぜたクリームらしい、私のバカ舌では言われなければわから
 なかった
・あのラーメンのスープの旨みはなんだ?バカ舌の自分にはわからないが旨いのは
 間違いない

といった告白からは、食べ物を味わう「舌」のハードルが高くなっている印象も受ける。

世にグルメ情報があふれ、素材や味付けが凝りに凝ったものがずらりメニューに並ぶ今、各種メディアでもブログなど個人の発信でも「いかに美味しいか」がこと細かに語られる。
そのぶん、語れない場合はとりあえず「バカ舌」と言っておかなくてはならないかのよう。

特にラーメンはスープに麺にウンチクのような感想がこと細かに綴られることが多く、ラーメンは好きだけど語るべきボキャブラリーは少ない自覚がある人はバカ舌をエクスキューズせずにはいられないムードも感じる。

そんな自称「バカ舌」さんでも

・初めてフグを食べたとき、衝撃を受けた。バカ舌でもホントに美味しいものはわかる
 のよ
・バカ舌なのに、その獲れたて枝豆の美味しさはバカをつきやぶるほど伝わってきた
・最新の炊飯器は同じ米と思えないほど炊き上がりが違う!俺のバカ舌でもはっきり
 わかる!

といったコメントからは、本当に美味しいものをシンプルに美味しい!と唸る喜びが伝わってくる。

グルメ番組のレポーターであったら「雑な感想」などと突っ込まれるかもしれないが、ウンチク抜きでも潔く「美味しい!」といただければ、それが幸せでいいのかも。

(夏目 昌)


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