『ピンクスライム』って、食べても平気なの?

リーズナブルな価格で、手軽においしく腹ごしらえできるファストフード店のハンバーガー。


カジュアルフードとして定番の人気メニューだが、現在、こうしたハンバーガーなどに使用されている、加工食肉の安全性を巡って、アメリカで大きな騒動が広がっている。

問題となっているのは、通称『ピンクスライム』と呼ばれる、米国産の加工食肉。何だか、かなりインパクトのあるネーミングだが、アメリカでは約20年前からひき肉のつなぎとして使用されてきた、一般的な食材だ。

【データは2012年4月5日17時00分現在】

ピンクスライムの原材料となるのは、一度食肉加工された後に残った、肉の切れ端。
これを家庭用洗剤にも使われる水酸化アンモニウムに漬けて殺菌・防腐処理し、様々な食品添加物で味付けすればできあがりだ。

騒動の発端となったのは、昨年アメリカで放送された、あるテレビ番組。番組内でこの食品の製造過程や品質に対する懸念がとりあげられて以降、健康への影響を疑問視する消費者の声が高まった。

米農務省は「安全性に問題はない」との見解を示しているが、先月、同加工肉を製造する米ビーフプロダクツ・インクが、国内の3工場で操業を一時停止すると発表。

また、米ファストフード大手のマクドナルドに続き、スーパーマーケットのセーフウェイとスーパーバリューも取り扱いを中止するなど、波紋が広がっている。

このニュースに対する、日本のブロガーたちの反応をのぞいてみると、

・ひぇぇ~、何だこれ~。こんなの食べてて本当に大丈夫なのか、アメリカ人!
・ピンクスライムって…。すでにこの世のものとは思えない名前なんですけど
・恐ろしすぎる。これのどこが安全なの? 少なくとも子どもには与えたくない…

と、当然といえば当然のコメントがズラリ。食に対する安心安全の意識が高まる昨今、このケミカルすぎる食材の製造過程には、もはや“ドン引き”といった印象だ。

しかしこの騒動の影響により、今月2日、米食肉加工大手AFAフーズが経営破綻。上記のビーフプロダクツ・インクの工場があるアイオワ州では、200人以上が職を失ったとされている。

こうした状況についてブロガーたちは、

・これも一種の風評被害だよね。だって一応、安全なんでしょ?
・関係者にとっては、突然の出来事。自分のことに置き換えたら気の毒だ…
・どこの国の視聴者も似たような反応だね。よくも悪くもテレビの影響力ってすごい

と、冷静なコメントをアップ。

また中には、

・何年も前からあるものなんだし、話題作りにちょっと食べてみたいような気も
・まぁ、加工食品なんてどれもふたを開けたらこんなもんだろ。むしろ興味あり
・リサイクルっちゃ、リサイクルだよね。安全で安いなら、許容範囲だよ

などなど、やや肯定的な声も寄せられている。

食の安全は、追求すればするほど奥の深い話。向こう何年の影響力を考えれば、本当の意味で安心して食べられる食材を手に入れるのは、やはり相当難しいことなのかも。

(出羽恵実子/effect)


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Comment

  1. 海月暮樹 より:

    無駄をなくすための食品としては一理ありますが、「家庭用洗剤にも使われる水酸化アンモニウムに漬けて殺菌・防腐処理し、様々な食品添加物で味付けすればできあがりだ」に関しては、食の安全から考えて、まず、いい結果は出ないような気がします。
    化学物質が体内に入ることが多い現代においては、やはり自然食品の有効性をもっと考えなければ、想像もつかない病魔に侵されることもありえます。
    チベットの鳥葬は有名だが、最近は、ハゲワシたちが人間の死体を食べなくなったという。
    人間が食した食物に化学物質が宿っているので、鳥たちは、その化学物質の混在した死体の肉を危険予知する能力が宿っているようです。

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