漫画の世界の明と暗

人気漫画「静かななるドン」(新田たつお)などを連載した老舗の漫画誌「漫画サンデー」(実業之日本社)が、2月19日発売の3月5日号で休刊することがわかった。


【データは2013年1月11日17時25分現在】

1959年に創刊し、テレビアニメ化された「笑ゥせぇるすまん」(藤子A不二雄)やNHKでドラマ化された「まんだら屋の良太」(畑中純)などのヒット作に恵まれたが、ピーク時には30万部だった発行部数も最近は7万部に落ち込み、昨年末には24年間連載された「静かなるドン」も終了していた。

「漫画サンデー」ファンのブロガーは、

・毎号とってただけに、悲しくて涙が止まりません(涙)
・「静かなるドン」、大ファンだったから残念ですね
・「蒼太の包丁」が特に面白かった。あと3回では終わりそうにないけど…?
・最近コンビにに置いてないので、一抹の不安はあったけど…無念!

と、休刊を惜しむコメントを次々にUP。

さらに話題は漫画誌全般に及び、

・スマホやパソコンに取って代わられて、雑誌は厳しい時代を迎えたのかな~
・良質なマンガを残さないと、マンガ界全体の劣化に繋がるのでは?
・目の肥えた読者・ぶっちゃけオジサンが、買い支えるべきだったね

など、読者離れを言われて久しい現状を嘆くに至った。

06年頃より漫画誌の売り上げは下降線をたどり、「月刊少年ジャンプ」(集英社)「コミックボンボン」(講談社)「週刊ヤングサンデー」(小学館)などの高名誌も10年までに次々と姿を消した。

数々の漫画誌が休刊する一方で、増加しているのが漫画原作のドラマや映画だ。
昨年は「主に泣いてます」(東村アキコ)や「孤独のグルメ」(久住昌之・谷口ジロー)がドラマ化されて人気を博した。

・「テルマエ・ロマエ」、マンガも映画も最高~♡
・「宇宙兄弟」全巻揃えてます。映画も面白かった!
・ウシジマ君のリアルさが怖オモシロくて、ハマっちゃってるよ
・「HUNTER×HUNTER」の世界にドップリ…

といったコメントも多く、人気漫画が映画との相乗効果で、さらに市場を得るケースも少なくない。

09年から12年まで連続で「最も全巻読破された人気コミック」ランキング1位に輝く「ONE PIECE」(尾田栄一郎)は、累計発行部数2億8000万部を超える空前の大ヒット。ブログ上でも、

・コミックスだけでなく、ぬいぐるみやTシャツなどのグッズも買いあさってるよ
・毎回、読んで泣いてる…
・家族全員ファン。言葉が胸に突き刺さるのよね
・キムタクや北島康介、さんままでファンを公言してるのもナットクの面白さ!

などのアツ~い言葉で語られ、人気は衰える所を知らない。

昨年12月に公開された映画「ONE PIECE FILM Z」も好調で、興行収入は50億円を突破。今や日本を代表するエンターテイメントコンテンツと言っても過言でないだろう。

 続々と映画化されている人気コミックがある中で、連載終了や休刊を余儀なくされるコミックもある昨今の漫画界。明暗が分かれる中、名作にはぜひ日の目を見て欲しいと思う。

(小玉葉子/effect)

ブログランキングならblogram


■その話題、ネゴトで話さない?
出版業界について語ろう!

■「出版業界」を語るブログたち
出版業界ブログランキング

■関連記事
鉄拳、新作パラパラ漫画とイケメン素顔公開

Post Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>