歴史ある名画座に幕…銀座シネパトスが閉館

銀座四丁目の三原橋地下街にある名画座「銀座シネパトス」が、3月31日をもって閉館した。


【データは2013年4月4日18時35分現在】

アート色の強いものや、ベトナム、チリなどの海外もの、B級・C級作品など、“異色”の上映ラインナップが映画ファンを惹きつけ、45年間愛されてきたこの名画座。耐震性の問題で地下街の取り壊しが決まり、それにともなっての閉館となった。最終日には整理券を求める人々が列をなし、立ち見客も出るほど。

ブロガーたちの中にもファンは多く、

・今まで、ここでしか観られない作品を堪能してきました
・私たちの心の中に、銀座シネパトスは永遠に残り続けるでしょう…
・大好きな場所だから心の底から悲しい

などと別れを惜しむコメントをアップした。

この名画座の魅力は、珍しい作品を揃えていることだけではない。
建物には歴史を感じるレトロな雰囲気が未だに残り、時には近くを走る地下鉄の音が、上映中の館内に響いてくることも。そんな懐かしい雰囲気や昔のままの造りは、今の時代には少なくなった風景として、どこか愛着が沸いてくるのだ。

実際に、こういった古くからある映画館に対してファンたちの思い入れは強く、

・閉館した三軒茶屋の劇場もシネパトスも、昭和を引きずるあの空間込みのものだと
 思う
・シネコンも便利で楽しいけど、単館劇場の灯も消さないで欲しい
・あ~シネコンばかりになったら、映画の文化が味気なくなる…

などの意見も。

今や、いくつものスクリーンを持つ巨大なシネコンが多くの街に作られている。若い世代にとっては、映画館といえばこの印象を持つ人も多い。建物の老朽化や映画のデジタル化などにより、閉館を余儀なくされるのはある意味、仕方のないこと。それはわかりつつも、どこでも同じサービスや上映内容のシネコンでは、ディープな映画ファンはどこか物足りなさを感じてしまうようだ。

ちなみに、建物の老朽化で最近話題になった場所と言えば、銀座シネパトスにもほど近い「歌舞伎座」がある。建て直しが完了し、4月2日にこけら落とし公演を迎えたばかりだ。

この日を待ちわびていたファンは多く、

・バリアフリーなど配慮も色々と出来て、より多くの人が観に来られそう!
・雨にも関わらず周辺は人でいっぱい! 以前の建物を踏襲していて、いい感じ
・ぜひ出かけたい。どんな風に変わったのか期待大、楽しみ~

などなど、再スタートを応援する明るいコメントが多く見られた。

これまでの姿から生まれ変わった新生歌舞伎座に、多くの人が期待を寄せている。景色が変わるのは寂しい部分もあるが、過去を踏まえてまた新しいものが生み出されることは、これまで以上に私たちの街や気持ちを明るくしてくれるだろう。

(山田彩/effect)

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