安楽死を宣言した米女性をどう思う?

自分の人生において、“安楽死を選びたい”と思う日が、いつか来るのだろうか──。
きっと誰もが一度は、そんなことを考えたことがあるのではないだろうか。

安楽死は、是か、非か。これは命の尊厳にかかわる問題であり、これまでも法律での容認賛成と、容認反対で意見がなんども交わされてきた。そして現在の日本では、法的に明示されていない状況となっている。

そんななか、末期の悪性脳腫瘍で余命6ヵ月と診断された29歳のアメリカ人女性、ブリタニー・メイナードさんが、自らの安楽死を宣言。家族とともに安楽死が認められているオレゴン州へと移り住み、話題となっている。

宣言どおりにすべてが進んだとすると、ブリタニーさんは2014年11月1日、永遠の眠りにつく。果して、ブロガーはこの重たい告白を、どう受け止めたのだろうか──?

Youtubeにアップされたブリタニーさん動画の再生回数は700万回を超えており(10月14日現在)、世間の関心の高さをうかがわせている。

日本では、肯定派が彼女の気持ちを次のように擁護している。

・個人的には「死ぬ自由」というのがあってもいいと思いますね。自分の命ですもの
・誰もが天寿をまっとうする必要もないのではないか。とくに彼女が安楽死を望む理由は
 末期の癌であり、余命宣告も受けているのだから
・自分が苦しむことでまわりの人にも辛い思いを長くさせたくないのでしょう。自分で
 決めたんですから、誰が何かを言う必要もないはずです

当たり前のことではあるが、自分が生まれてくる日を自分で決めることはできない。けれど、理性ある人として生きてきて、未来を思い描く心があるのであれば、自分の意志で死を選ぶということもひとつの選択肢のように思えてくる。

しかし、その一方で、安楽死はよくないという考え方もあり、そこにはまた、十二分にうなずける理由も感じられる。

・自ら死を選ぶというのは命の冒涜にあたると思う。誰でも簡単に死んでいく時代に
 なってしまう
・まわりにいるたくさんの愛する人を残して死を選ぶのは難しい。愛する人たちとは
 1秒でも長く一緒にいたいですから
・自分を産んでくれた親に申し訳ない気持ちになりそうです

コメントを調べたところでは、どちらかと言えば“ブリタニーさんの選択を尊重してあげてほしい”というコメントのほうが豊富だ。しかし、これば簡単に、“コメントの量が多いから安楽死を肯定的に考えよう”というわけにはいかない。

安楽死については、ブリタニーさんの宣言に刺激を受けて、ほかにも活発な意見が飛び交っている。

・ブリタニーさんはキリスト教圏の人。安楽死への風当たりは日本とは違っていて
 そこを考慮しないとね
・医療の進歩でどんどん寿命が延びています。頭も働かない、足腰も立たない…それでも
 生かされているなんて、逆に生命体として不自然じゃない?
・自分の身内だったらと考えるときと、赤の他人で考えるときでは、また変わってくると
 思います
・安楽死を認めた場合と、認めない場合の医療費負担などを教えてほしい。国民の税金で
 延命治療が続けられているのなら

現在、安楽死を認めている国は、アメリカ(オレゴン州/ワシントン州)、スイス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク。冒頭でも書いたように日本では安楽死の容認が明示されていない。過去には、たとえば安楽死の手助けしたために、違法行為とみなされたケースもある。

・肯定派と否定派が議論を重ねても、この問題はずっと答えは出ないように思う
 どう転んでも、みんなが納得する正解なんて出ないんじゃないかなぁ

──命とはなにか。
このシンプルでありながら、答えの見えない大きな問いを考えるきっかけになる“安楽死”。

ブリタニー・メイナードさんの残された日々、そして彼女の近しい家族や友人たちの気持ち思うとき、みなさんは何を感じますか……?

(イノウエアキオ)
 

 
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Comment

  1. オスカルえっちゃん より:

    これがね、宗教的なことでいくと、必ず成仏できるなら、そうしたい家族の苦悩も短いし。
    これが、自殺と考えてしまうと、天国にいけるのかどうか、、そこが知りたいのよ。
    父は難病と戦っていた、ほんとはこうしたかったのかも、でも延命をのぞんだ。人ってわからない生き物だ。

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