7月 12 2015
低レベル?混戦続く今年のセ・リーグ
2015年7月3日、日本プロ野球で史上初という珍事が起こった。セ・リーグの全球団が負け越しとなり、37勝38敗1分けのヤクルトがゲーム差なしの首位となった。
この異例の事態には、ブログでも
・なんじゃこりゃ?セ・リーグ全チーム借金生活というのは??
・今日でセリーグ全チームが借金、有り得ない
・ついに勝ち越してないチームが一位になってしまった
などの声が上がり、野球界の珍事がネット界をざわつかせていた。
ギリシャのデフォルト(債務不履行)危機と時を同じくしての話題ということで、
・この際セ・リーグもデフォルト宣言してはどうかと思ったりする
・貯金が、ギリシャ並みに破綻しました
・まさにセ界恐慌、セ界の終わりです
と、デフォルトと掛けたり、うまいこと言ったりしている人も。
そもそも、なぜこんなことになったのかというと、セ・パ交流戦においてセ・リーグが44勝61敗3分けと大きく負け越したことが要因。同一リーグ内でだけ試合をしていれば起こらなかった事態であるし、パ・リーグが強かったということである。
・さすがにこれは交流戦やめた方がいいかもね
・オールスターゲームもパ・リーグが勝つでしょうし、日本シリーズもストレートで
勝ちを収めるのではないでしょうか?
・こんなんでは、今年もセ・リーグの日本一はないでしょう
と、パ・リーグの強さに、オールスターも日本シリーズもセ・リーグはダメだろうという声も多かった。
しかし、全チーム借金状態の時点で、首位から5位までが0.5ゲーム差、6位まででも4ゲーム差という混戦は、どのチームもまだ優勝のチャンスが大いにあるということで、
・今年はセリーグが熱いぜ~。あのゲーム差・・・何なんだ?!
・セリーグ情けないっていえば情けないし、面白いって言えば、めちゃめちゃ面白いね
・こんな団子状態のシーズンは記憶がない。どうなるセ・リーグ
と、各チームのファンはもちろん、そうでない人も今後のセ界の今後に注目している。
一方で、
・パ・リーグ、ダイナミックな野球が面白い
・セリーグはみみっちくて細かい野球をするので、パリーグのようなブンブンバットを
振り回す面白いゲームに負けてしまう
・昔は人気のセ、実力のパと言われていたが、今や人気・実力ともにパリーグだ
と、パ・リーグの面白さを説く声も。
確かに、二刀流の大谷や日本の4番バッター中田翔(二人とも日ハム)、フルスイングでおなじみソフトバンク柳田や連続安打の西武・秋山など、パ・リーグの方がスター選手も多い印象で、人気も実力もセ・リーグを凌駕しつつあるのかもしれない。
セ・リーグも、混戦はキープしつつもレベルの高い戦いを続けてもらい、セ・パ両リーグでプロ野球が盛り上がっていくことを期待したい。