シリア難民問題、遠いところの話ですか?

By: FreedomHouse

400万人とも言われるシリア難民の受け入れをめぐって、ヨーロッパ諸国の混乱ぶりが伝わってくるこのごろ。地理的に遠い日本のマスメディアが大きく取り上げることもなかったが、3歳の男の子の遺体がトルコの海岸に打ち上げられた写真の衝撃と共にブログでも多く語られるようになった。

シリアから家族と共にヨーロッパに向かおうとした船が転覆し、母や兄と共に命を落とすことになってしまったアイラン君。その痛ましい遺体の写真を目にしたことが

・アイラン君の写真が頭から離れない…息子と同じような背格好で胸が締め付けられ
 ました
・もうこれ以上子どもが犠牲にならないように、世界中が力を合わせなければ!
・写真にぼかしをいれてたメディアもあったが、悲惨な現実を認識させるためぼかしは
 不要と思う

と、シリア難民問題を考えるきっかけになった人は多い。

世界的にも影響は大きく、それまで難民の受け入れに消極的だったEUの主要国が相次いで受け入れを表明。ただ東欧を中心に国によって対応が大きく変わることに対して

・EU内で難民の押し付け合いになってる…あまりにたくさんで動揺していることは
 間違いない
・ハンガリーのは恥ずかしい対応に見える…放水や催涙ガスなんてやり過ぎでしょ~
・難民を受け入れるドイツの覚悟、メルケル首相の決断をリスペクトします
・本来ならシリアの平和を破壊したアメリカが全身で受け止めるべき

と様々に受け止められていて、難民問題とは「国のあり方」があからさまに伝わってくる問題であることが伝わってくる。

同時に地理的に遠いとはいえ日本が国家として難民とどう向き合うかが問われているということ。日本では昨年の難民申請5000人に対して、認定されたのは昨年以前の申請も含めて年間わずか11人という現状。シリア難民でいうと日本で難民申請をした約60人のうち、政府に難民と認定されたのは3人だという。

・なぜ日本は難民に対してこれほど無関心なのでしょう
・遠いからといって日本は全く関係ありません、でいいのだろうか
・国際的な責任を回避して難民を受け入れないのはあまりにご都合主義すぎる
・日本も難民受け入れの制度を早急に整備して、それこそ積極的平和主義をアピール
 しなければ

という声も目立つが、四方を海に囲まれた島国・日本ゆえに

・移民が増えると、すぐに様々な問題や不都合が発生するでしょうなぁ
・日本に移民や難民を受け入れる余裕があるのだろうか?国土の広さ・治安や宗教上の
 理由など
・EUだってトップの政治家が受け入れに積極的でも、国民からは反発が高まるだろう

といった懸念も当然湧きあがってくる。

おりしも安保関連法の議論の中で「積極的平和主義」であるとか「国際社会での貢献」のあり方を一人ひとりが考えさせられた今、難民問題もつなげて考えるべき時期なのかもしれない。

(夏目 昌)
 

 
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