パナマ文書は気になりませんか?

By: thetaxhaven

2016年4月3日に世界に向けて公開されたパナマ文書が波紋を呼んでいる。CNNやBCCなどの大きなメディアがこぞってトップニュースとして扱うこのネタは、今世紀最大のスキャンダルとも言われている。いったい、パナマ文書のどこが衝撃的なのか、そして日本における関心度の高さを調べてみた。

ネットで調べてみると、パナマ文書を「他人事」として感じている人は少なくないようだ。

・金持ちって汚いよなーって感じですね。はてさて、どうなることやら!
・結局昔からよくある税金逃れでしょ?ずるいなって思うけど気持ちはわかる
・税金納めたって国がロクな使い方をしないから。自分だって税金納めたくないです

国会議員がお金をごまかしたとか、無駄にしか思えない箱モノがつくられたとか、関連団体に税金が流れているとか、確かにその手の話が尽きることはない。“誰か頑張れる人が悪事を暴いて、世の中が裁くものなのだろう”というふうに考えてしまうのも無理はないことなのかもしれない。

それでも、このパナマ文書はそうは言っていられないほどにスケールが大きく、深い問題をはらんでいるものだ。

・世界各国の首脳やら富豪、著名人の名前がずらりみたい。これ、相当やばいんじゃ?
・2.6テラバイトも情報があるらしい。データ量多すぎ。どれだけインチキしてるんだ
・世の中の仕組みが暴かれるぞ。真面目に税金納めていた人すべてを冒涜している!

パナマ文書とは、タックスヘイブンにおけるやりとりが記されたデータのことである。タックスヘイブンとは日本語に訳すと「租税回避地」のこと。簡単に言えば税金がほとんどかからない地域のことである。ここに名ばかりの会社を設立して儲けを流せば、本来、自国に払うべき税金を払わなくて済むようになるということだ。

タックスヘイブンを利用しているのは、主に“お金を持っている人たち”。そんな人たちが税金を払わないように悪知恵を働かせているということなのだ。

税金について、国税庁のウェブサイトにこんな文言がある。

“わたしたちが納めた税金は、みんなの安全を守る警察・消防や、道路・水道の整備といった「みんなのために役立つ活動」や、年金・医療・福祉・教育など「社会での助け合いのための活動」に使われています。そのために必要なたくさんのお金をみんなで出し合って負担するのが「税金」です。つまり税金は、みんなで社会を支えるための「会費」といえるでしょう。”

タックスヘイブンを利用している人たちは、こういった社会の仕組みは受け取るのに、肝心の税金は払いたくない、という態度をとっている。みんなが快適に暮らせる仕組みのために、ちゃんと税金を納めている人は、この事実をどのように受け止めるのだろうか。

・みんな困っていることってある。医療も教育も環境などいろんなところに問題が
 ある。その解決を阻むのがタックスヘイブンの存在だよ
・貧しい人、困っている人のことをまったくなにも考えない。こういうアンフェアな
 金持ちを心底軽蔑する

タックスヘイブンはグレーではあるが、違法として取り締まることは難しい。国境を越え、調査できない環境をつくりだしているところが、またこの問題の深い闇を作り出している。

また、まだまだ日本では大きく報道されていないような印象も受ける。

・菅官房長官が「パナマ文書の調査をする考えはない」って言ってるけどなんで?
・いろんな日本の企業の名前とか出てきそう。スポンサーを気にして、メディアが
 また取り扱わないとか、あるのかな?
・日本のお金持ちや大企業の名が出てきても、しっかりと問題を追及してほしいと
 思います!報道が少なすぎ!

5月になれば、さらにパナマ文書の公開範囲は広がるとみられている。今世紀最大のスキャンダルは、これからどんな展開を迎えるのだろうか。

開かれたパンドラの箱の行方に注目したい。

(イノウエアキオ)
 

 
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