7月 22 2016
発達障害はもはや個性!?
脳神経の機能不全が原因と考えられている発達障害。自閉症、アスペルガー症候群(ASD)にADHD(注意欠陥他動障害)、LD(学習障害)などその種類は様々だ。脳の研究が進みそのような診断を受ける子どもが増える中、有名人、著名人のカミングアウトもまた増えている。
昨年、人気モデルの栗原類がNHKの朝イチで発達障害のひとつであるADD(注意欠陥障害)であることを告白し、大きな波紋を呼んだ。自分の障害と向き合って良かったという前向きな姿勢に、
・栗原さんのポジティブな姿勢に励まされました
・そうだよ。障害があってもなくても類は類!これからもマイペースに活躍してほしい
・クラスにもADHDの子がいるけど、寄り添おうって気持ちになったよ
・診断や治療は自分を知る意味でも大切ですね
といったコメントがネット上でも多数アップされた。
診断を受ける子どもが1クラスにつき6%にも上る今、
・3歳の息子に多動の気配。ADHDかもしれない…
・五体満足で元気に育っているけど、発達障害だったらどうしようっていつも不安
・ちょっと騒いだだけで「大丈夫?」と言われて落ち込みました
などの不安を抱える親は少なくない。親のしつけや食生活が関与していると考えられていた時期もあり、理解の乏しさも不安を増長させているようだ。生活に支障をきたしたり、治療に時間を費やすなどマイナスイメージは拭えないかもしれない。
しかし最近、相次いでいるのが、
・セカオワの深瀬くんも、発達障害とパニック障害を克服したそうだ
・黒柳徹子が授業中ずっと鳥に話しかけ、小学校をクビになったエピソードが好き
・ブリトニー・スピアーズは18歳のとき診断されたって
・トム・クルーズも!!学習障害って、一体何なんだろう
という、有名人の告白だ。これらの体験談は、「障害」が「能力」と置き換えられることを示唆しており、勇気を得る人も少なくないだろう。
加えて、
・ADHDでも全然大丈夫じゃん
・こうなると、ただの個性に感じられます
・本当に障害って言って良いのでしょうか?性質でなく
・偏ることは、悪い事じゃないよね
といった、発達障害に対する新たな見解も生まれている。
そもそも何故、じっとしていなければいけないのか…。人のあるべき姿は一つなのだろうか。